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2015年3月15日 (日)

広報誌 カミーザドーゼ・サンガ 2015 No.51

2015年3月15日(日)京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて行われましたJ2リーグ第2節 京都サンガF.C.vsジュビロ磐田の試合当日、当後援会の」広報誌「カミーザドーゼ・サンガ」を入場ゲートで配布いたしました。

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  今回の特集は、和田新監督へのインタビューです。

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  監督 和田 昌裕

1965年1月21日生まれ(50歳)
兵庫県神戸市出身

【選手歴】
1987-1995
     松下電器産業サッカー部/ガンバ大阪
1996-1997
     ヴィッセル神戸
      ※1997年をもって、現役引退
【代表歴】
1981 ジュニアユース日本代表
1983 ユース日本代表
1990 日本代表
【指導歴】
2005 ヴィッセル神戸 ヘッドコーチ
2006 ヴィッセル神戸 強化部長
2007-2009ヴィッセル神戸 チーム統括本部長
2009 6-8月 ヴィッセル神戸 監督代行
2009 8月-2009 9月 ヴィッセル神戸 ヘッドコーチ
2010 9月-2012 4月 ヴィッセル神戸 監督
2012 7月 ヴィッセル神戸 シニアディレクター
2014 チョンブリーFC(タイ・プレミアリーグ) 監督

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いよいよ2015年シーズンの開幕です。
今回のインタビューは、2015年シーズンの指揮を執る和田昌裕監督にお願いしました。

Q:和田監督がサッカーを始められたきっかけは、どのようなものでしたか?

A:小学校2年のときに友達から、お兄ちゃんがサッカーを習っているので一緒に行かないか、と誘われたのがきっかけです。小学校の間は野球もやっていて、どちらもそこそこ上手かったんですよ(笑)中学に上がる直前、突然隣の中学校の学区に引越しました。その時は引越しの理由がわからなかったんですが、当時住んでいた学区の中学にはサッカー部がなかったので、親がサッカー部のある隣の中学に行ける様にと、引越しをしてくれたんです。

Q:ということは、和田監督にサッカー人生は、ご両親の後押しがあっての事なんですね。

A:はい、そうです。その点は今でも感謝しています。

Q:もし引越ししていなければ、今頃プロ野球の監督だったかもしれませんね。

A:引っ越していなければ、そのままクラブチームでサッカーを続けたと思いますから、それはないと思いますけど・・・(笑)

Q:今年、次男の和田篤紀選手がサンガに加入されました。三男の和田倫季も神戸でJリーガーとして活躍されています。監督もご自分の子供さんにはプロになるよう後押しされましたか?

A:篤紀には、まずは大学に行く様に勧めました。大学に行ってからでも遅くないと。彼はそれを理解して大学に進み、今年から京都でお世話になっていますが、プロになることに対してはいろいろ苦労はあるけれど、それを乗り越えられる覚悟があるなら自分で決めなさいと。その後、自分が京都の監督にという話が来て、息子は「それだけは勘弁してくれ」と笑っていましたけどね。

Q:話を元に戻しましょう。松下電器、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸でプレーをされ、その後神戸、タイで指導者として活躍されてきましたが、京都サンガF.C.にはどんな印象をお持ちでしたか?

A:以前はラモス、カズ、武田、最近で言えば柳沢など、豪華な選手が所属する派手なチームだな、という印象がありました。神戸時代、サンガと対戦する機会があり、その時には育成からテクニックのある上手い選手をトップに昇格させ、毎年攻撃的なチームを作るクラブだな、と思っていました。

Q:その京都サンガF.C.から監督としてオファーがありました。引き受ける決意を固めた一番の要因は何ですか?

A:いろんなところで話していますが、サンガを変えたい、そのために力を貸してほしいという今井社長の熱意、想いです。ここまで自分の力を必要としてくださるのなら、と。

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Q:今年のサンガは”SANGA INNOVATION”をスローガンに掲げ、特に強化部を大幅に入れ替えました。強化部長の野口氏、コーチの石丸氏、川勝氏、平井氏と、サンガのために努力を惜しまない方が集まりましたが。

A:私は残念ながらJ2を戦ったことがない。その点石丸や平井はJ2の経験もあり、彼らの情報は大いに役に立っています。また、私はコミュニケーションを第一に考えています。選手、スタッフ、クラブがひとつになる事が大切ですから。各コーチもそれぞれサッカー観は違うはず。しかしそこはコミュニケーションをとることで全員が同じ方向性を持てるようにしていますし、私自身も「京都のために」という思いが強くなっています。

Q:4年前、大木監督が就任された時に、これからは「京都スタイル」と呼ばれるようなサッカースタイルを作る、ということで、リスクを犯してもショートパスを多用して攻撃する攻撃的サッカーを目指しました。しかし残念ながら大木監督の下での昇格は果たせなかった。昨年もバドゥ監督、川勝監督が京都スタイルに独自のエッセンスを加えましたがダメだった。和田監督はこの「京都スタイル」を1から作り直されますか?それとも何かエッセンスを加えられますか?

A:ショートパス主体の攻撃的なサッカーは、私もスタイルとしては好きなんですが、いかんせん失点が多すぎた。そういう意味ではリスクを犯しても、というのはどうかと思います。失点を減らすには、まずは守備。しっかりした守備があってこそ攻撃につながると思います。「堅守速攻」と言えば「守って守ってカウンター1発」みたいなイメージになりますが、それとも違う。強いて言えば全員で守って全員で攻撃する、守備がしっかりした攻撃的サッカーを目指したい。先取点を取ると取られるでは、その後の試合展開が大きく違います。先取点を与えないしっかりした守備が、急務だと思います。

Q:しっかりした守備、と言う意味では今年の補強はどんな手ごたえを感じていますか?

A:守備的な選手では山口選手と金選手というベテランが加入してくれた。守備とIうのは後ろからのコーチングガ重要なので、この2人にはそういった部分でも期待をしています。

Q:逆に攻撃面は、以前からですがFWには多種多様な選手が揃っていますよね。

A:攻撃のほうは、それこそ誰を使おうか困ってしまうくらいに揃っています。去年はそんな中でも、大黒選手一人に頼ってしまうところがあったように思います。今年は去年以上に大黒大黒選手へのマークは当然きつくなってくる。そこで他の選手がもっと攻撃参加できれば、チャンスはもっと広がってくるはずです。

Q:今年もユースから3人の選手がトップに昇格しましたが。

A:昇格した選手は、まだ18歳ですが技術的にはとても良いモノを持っていますし、センスもあります。あとは経験の中でスピードやフィジカルコンタクトを身につけていけば絶対良い選手になります。その意味でも今回昇格した選手だけでなく、若い選手には機会があれば積極的にチャンスを与えて成長の手助けができればと、考えています。

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Q:最後に監督から、ファン・サポーターへ熱いメッセージをお願いします。

A:実は私、社会人でサッカーを始めたとき、松下電器に入社したのですが、その最初の勤務地が宇治の木幡だったんです。5年くらい勤務しましたし、なので、よそ者のようで実は京都に愛着があります。そんな京都にお世話になるからには、京都のために魂をこめて戦いたいと思います。今シーズンはJ2にいるのが不思議なくらい実力のあるチームがひしめき合い、J2の戦いも相当厳しいものになると思います。しかし、良い準備を怠りなくやって、最後まであきらめない姿勢で戦い続けます。そして最後には皆さんと昇格を喜び合えたら最高だと思いますので、皆さんも選手、クラブと共に、スタジアムで一緒に戦ってください!!

座右の銘が「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」だとおっしゃる和田監督。インタビューにも終始笑顔で、優しい中にも熱い気持ちのこもったお話をお聞きすることが出来ました。監督、選手、クラブが最後まであきらめない姿勢で戦う限り、我々ファン、サポーターも最後まで一緒にあきらめずに戦おうではありませんか!!


和田監督からプレゼント

今回インタビューにおこたえいただきました和田監督から
愛用サイン入りシューズと

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  サインを頂きました。

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抽選で各1名様にプレゼントいたします。
愛用サイン入りシューズはサンガ後援会 会員様限定で、サイン色紙は皆様どなたでもご応募いただけます

<応募方法>
官製はがきに希望の商品(サイン入りシューズ・サイン色紙)
氏名住所と、サイン入りシューズをご希望の場合は後援会 会員番号をご記入の上、後援会事務局へお送りください。
<締め切り日>
2015年3月31日の消印まで有効
<送り先>
京都パープルサンガ後援会事務局
〒602-8588
京都市上京区烏丸上長者町 KBS京都内

たくさんの皆様からのご応募を、お待ちしております。

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