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2016年10月30日 (日)

広報誌 カミーザドーゼ・サンガ 2016 No.54

2016年10月30日(日)京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて行われましたJ2リーグ第38節 京都サンガF.C.vsファジアーノ岡山の試合当日、当後援会の広報誌「カミーザドーゼ・サンガ」を入場ゲートで配布いたしました。

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今回の特集は、キャプテン 菅野選手へのインタビューです。

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#1 GK 菅野 孝憲

1984年5月3日生まれ(32歳)
埼玉県富士見市出身
179cm 75kg

【選手歴】
2000 - 2002年 ヴェルディ1969ユース
2003 - 2007年 横浜FC
2008 - 2015年 柏レイソル
2016年 -    京都サンガF.C.

2007年 Jリーグ新人王
2009年 日本代表

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いよいよ2016年シーズンも終盤。

今回のインタビューは、ここまでリーグ戦全試合でゴールマウスを守る京都の守護神、キャプテン 菅野 憲選手にお話をお聞きしました。

Q:まずは菅野選手がサッカーを始められたきっかけを教えてください。

A:兄が二人いまして、自然と兄がやってたサッカーを見に行くことになったりして、まあ、自分もやりたいな、という自然な感じですね。

Q:菅野選手、GKとしては決して体は大きくないと思いますが、その菅野選手がGKを目指したきっかけは何だったのでしょうか。

A:子供のころ、背の高さは普通でした。GKを目指したきっかけ、兄弟の影響なんですけど、兄弟とサッカーをやってたら、兄二人がシュート打って、一番年下の自分がゴールを守らされるのが自然じゃないですか。それをやってる中で、自分はすごく楽しくて。でも、自分はその当時所属していたサッカーチームでフィールドプレーヤーとして中心選手で、自分はキーパーがやりたくて、やらせてくれと監督に言うんだけど、監督は監督で「フィールドプレーヤーをやってくれ」と。で、小学校4年の後半にヴェルディのセレクションをキーパーで受けて、そこからはGK一筋です。

Q:柏レイソルで8年間プレーをしてこられて、レイソルの「顔」ともいうべき菅野選手が今季サンガに加入された理由は何ですか。

A:自分のサッカー人生、プロになって横浜に5年、レイソルに8年いた中で、「慣れてしまった自分」がいたんです。その中で自分も変化を求めるために、自分がチームを出ることが変化することになるし、刺激があって成長できるという事を横浜からレイソルに移る時にも感じていたので、ここでもう一回新しい環境でチャレンジすることが自分にとって大きな成長になるんだな、と考えました。そのための一番の選択肢は海外だったんですけど、良いオファーはヨーロッパからはなく、アジアからしかなくて。その中でJ1、J2もありました。カテゴリーを落とすつもりはなかったのですが、関西には一度も住んだことがなく、大きく環境を変え、チャレンジするのもいいのかなぁという中で、一番熱心に誘ってくれていたサンガに行ってみようかな、と。昨シーズンの成績は良いチームではないが、個人としてチャレンジして、チームとしても個人としても大きく成長出来るのであれば価値があるし、という事で。本当生半可な気持ちではなくて、ここで成長して、J1の舞台、日立台で(レイソルと)切磋琢磨し優勝争いをして、というところでサンガに決めました。

Q:今シーズンの戦いぶりを少し振り返ってみたいと思うのですが、開幕4戦連続引き分け、その後黒星で5試合連続白星なしという苦しい状況でスタートしましたが。

A:去年から監督は変わってないですけど選手は半分以上変わっていて、その中で違った新しいサッカーをやるってことで、ゲームをやりながらチームを作っていくというか、チームとしてやることというのがしっかりしてなかったん。もちろんまだそれはシーズンの途中で固定していくことだし、今もまだこれだというものは出来ていないなとは思うんですけど、チームとしての完成度が低かったので、自分としてはその結果は必然かな、と。そこで選手たちがどう感じているのかってことを要求し合って、シーズンの最終にはいい経験になるんじゃないかなと、ポジティブに捉えていました。

Q:今シーズンも残り5試合となりました。チームとしてどんなモチベーションで戦いますか。

A:可能性がある限り「J1昇格」というところは全員ブレちゃいけない。ラスト10試合、この試合にどれだけ掛けられるかだとシーズン前から思っていました。プレッシャーは掛かってきますし、1試合1試合が最終の結果を大きく左右する、プレーオフ圏外から去年のアビスパのようにジャンプアップすることも可能なリーグなので、ラスト10試合が勝負だな、と。こういう10試合でどれだけ活躍できるか、自分の力を発揮できるか、結果を出せるかという事がその選手の価値を決めると思うので。同じ1点でも、昇格のかかった試合で決める1点、その重みは違うと思うし、そういうプレッシャーのある試合でどうやったら勝てるかといったら、練習もそうだけど、日ごろの生活もそうだし、どれだけ試合を意識して24時間サッカーに掛けられるか。それが残りの試合に掛かってくると思う。グラウンドで練習を一生懸命やるのは当然だけど、そこにプラスアルファ私生活で「次の試合に勝つために」という行動ができるかがキーじゃないか。ここまでそういうところに隙があったからこそ勝ち試合を引き分けに、引き分けを負けにした。そういう隙を作らないことが勝ち点を掴み取るキーとなる。チームの戦術としては、もう一回チームとしてやるべきことを明確にすること。今までやってきたサッカーに波があるのは何故かと考えてみると「自分たちのサッカーってこれだよね」というものが、監督は伝えているつもりでも、選手としてあまり理解出来ていなかった。そこを監督がこの10試合、チームとしてやるべきことをはっきりしてくれるっていうのは選手として得るものも大きいし、次の試合にも活かすことができる。、そういうことを監督に要求して、その結果次の試合に自分たちが何をやらなければならないのかという事が明確になってきて、迷いなくみんなグラウンドに立てていると思うし、そういう戦い方が出来れば今まで五分五分だった試合を間違いなく80%20%で勝てる試合にできる。選手が1試合1試合、自分たちが反省することがはっきりすると、そこから得ることも大きいから、結果が出なくても得られる試合になると思うし、それがプレーオフに必ず繋がっていく。そういうところは意識して監督にも要求していくし、もちろん監督も選手たちに要求するし、プロとしてお互い厳しい目を持って要求しあうことで良い関係になってきていると思います。

Q:最後に菅野選手から、ファン・サポーターへ熱いメッセージをお願いします。

A:自分たちからメッセージというより(選手とサポーターは)一心同体だと思うので、負ければお互いに悔しい。結果を出すのは自分たちしかないですけど、皆さんの気持ちっていうのは絶対に選手に伝わりますし、サポーターの皆さんも一緒の気持ちになって最後のホイッスルが鳴るまで戦って欲しい。まあ、ホーム岐阜戦のようなことも間違いなくあるし、そういうところは気持ちの強い方が勝つってところが間違いなくあると思うので。シーズンが終わる時に自分たちとサポーター、一緒に笑いましょう!!

現実的に自動昇格の2位以内は難しくなったものの、まだまだプレーオフ圏内。J1昇格、その可能性がある限り、我々も最後まで選手と同じ気持ちで戦い抜いて、必ず最後に笑いましょう。

(取材日 2016年10月17日)

菅野選手からプレゼント

今回インタビューにお答えただきました菅野選手から

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愛用のサイン入りGKグローブと

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サイン入り写真パネルを2枚、頂きました。

写真パネルは・・・

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こんな写真です。

抽選でGKグローブ、写真パネルいづれかを各1名様にプレゼントいたします。
(商品はこちらで選ばせていただきますので、お選び頂くことはできません)
読者の皆様どなたでもご応募いただけます。
下記要領にてご応募ください。

<応募方法>
官製はがきに本誌の応募券を添付し、氏名、住所、電話番号をご記入の上、「菅野選手のプレゼント希望」と明記して、後援会事務局へお送りください。

<締め切り日>
2016年11月15日の消印まで有効

<送り先>
京都パープルサンガ後援会事務局
〒602-8588
京都市上京区烏丸上長者町 KBS京都内

たくさんの皆様からのご応募を、お待ちしております。

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