広報誌 カミーザドーゼ・サンガ 2018 No.58
2018年9月22日(日)京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて行われました2018J2リーグ第34節 京都サンガF.C.栃木SCの試合当日、当後援会の広報誌「カミーザドーゼ・サンガ」を入場ゲートで配布いたしました。
今回の特集は、京都の15番を背負うキャプテン、染谷悠太選手へのインタビューです。
15 DF 染谷 悠太
1986年9月30日生まれ(31歳)
東京都出身
【選手歴】
2009年–2013年 京都サンガF.C.
2014年-2015年 セレッソ大阪
2016年- 京都サンガF.C.
【代表歴】
2002年 U-16日本代表
いよいよ2018シーズンも終盤。京都サンガF.C.はここまで、近年まれにみる苦しい戦いを強いられてきました。そんな中、チームにはようやく巻き返しの兆しが見え始めました。
今回のインタビューは、2018シーズン「京都の15番」を背負ってチームを引っ張る“キャプテン”染谷悠太選手にお願いしました。
Q:今シーズン、自身のサッカー人生で初めてのキャプテンに就任されましたが、ここまでいかがですか。
A:結果が伴ってないので、その責任は感じています。試合に負けたりするといつも以上に「もっとやらなきゃ」というキャプテンの担う重責へのプレッシャーはありますが、だからこそキャプテンという事を自分の中で必要以上に意識しないよう、試行錯誤しながらやっています。
Q:キャプテンという重責へのプレッシャーの中で戦うのは、損な役回りですね
A:損な役回りというか、嫌な思いはどんどん自分がした方が良いと思っています。チームメイトや、応援してくださるサポーター、支援してくださるみなさんに嫌な思いをいかにさせないか、というところだと思っているので、良い経験をさせてもらっています。
Q:J200試合出場も達成され、今シーズンはほぼスタメンフル出場状態と、レギュラーに定着しましたが。
A:キャリアが10年になりましたが、年を重ねるごとに“チームを勝たせることができる選手になりたい”という思いが強くなってきています。だから、いかに自分の仕事をきちんとこなしながらチームを勝たせることができるか、というところにフォーカスしています。試合に出てこそ勝たせるためのプレーができる訳で、試合に出るために日々の練習や姿勢があると思うので、そこはこだわってやっています。
Q:今シーズンは13節という早い時点で監督の交代がありました。チームの状態、雰囲気はどうでしたか。
A:監督が変わるという事はチームにとっても選手にとっても大きいことなので、動揺はありました。布部監督にとっても道半ばでの退任だっただろうし、クラブとしては良くなるための最善の選択肢だったのだと思います。しかし、そういう結果を引き起こしたのは他でもない我々選手なので、「もう一回選手一人一人が自分のできることをやろう」という意思統一ができるきっかけにはなりました。
Q:現在チームは20位と低迷していますが、選手の立場、キャプテンの立場から見てこの順位をどうお考えですか。
A:もっと上にいなければいけないし、20位で良い訳がないと思います。ここからどれだけ「勝点3」を拾っていくか、むしろ取りに行かなければならないと思います。20位という現状を嘆くのではなく、一人一人がそれを受け止めて、どれだけ上に行けるのかという事をプレーで示していかなければいけないと思っていますし、自分自身も「勝点3」のためにもっと必死にやらないといけないと思っています。
Q:順位もさることながら、ここまで31試合で得点27、失点45.守備の要CBとしては失点45をどのように考えますか。
A:失点が多いと思います。1試合1点以下というのが上に行く最低条件だと思うので。得点に関しては、取れるに越したことはないですが、相手のいることです。だからこそDFで失点を計算できなければいけない。終了間際や立ち上がりといった、集中が切れてはいけないタイミングでの失点が顕著です。ここは改善しないといけない。失点でも事故のような失点はチームへの影響も少ないですが、自分たちのミスからの失点は、順位の事もあってナーバスになりがち。特に自分はDFなので、試合の始まりと終わりを中心に、いかに失点0の時間を長くしていくかというところをチームに示していかなければならないと思います。
Q:夏の補強で7名の新しい選手がチームに加わり、チームに勢いが出たように見えますが。
A:新加入の選手たちの与えてくれる刺激は、凄くプラスになっています。彼らは割とすんなりフィットしていると思いますし、力も発揮してくれています。より彼らの良さを引き出したり、それによって既存の選手の良さを引き出したりと、お互い切磋琢磨して良い刺激をしあっていく中で「勝点3」を取りに行く努力をしたいです。
Q:西京極に足を運んでくださるファン、サポーターに、「染谷悠太のこんなところを見てくれ」といったセールスポイントがあれば教えてください。
A:自分はプレーでこういうの、というのではなくて…見てくださる方が「染谷ってそういうところがいいよね」と感じてくださるのが良いと思っています。そして一番は見に来て下さった方の活力になりたいです。落ち込んでいても自分のプレーを見て明日からまた頑張ろうかな、と思ってもらえるような、元気や勇気を与えられるようなプレーヤーになりたいと思っています。自分は頭を使ってプレーをしないといけないと思っているので、その中で体を張るクレバーな部分を見て何か感じてもらえるとうれしいです。
Q:最後に染谷選手から、ファン・サポーターへ熱いメッセージをお願いします。
A:いつも、どんな時も、自分たちも悔しいですが、自分たち以上に悔しい思いをしていても応援してくださる、支援してくださる、サポートしてくださる方がいてくださってクラブが成り立っているので、笑顔でお返しすることが自分たちの使命だと思っています。たくさん歯がゆい、悔しい思いをさせていますが、「勝点3」を掴み取って笑って終われるように自分たちも努力するので、最後まで一緒に戦って欲しいと思います。いつも本当に感謝しています。
今シーズン、残り試合も少なくなってきましたが、最後まであきらめることなく、最後の最後にみんなで笑って終われるよう、我々も一緒に戦いましょう。
(取材日 2018年9月12日)
染谷選手からのプレゼント
今回インタビューにお応えいただきました染谷選手から、愛用のスウェットを頂きました。
また、染谷選手のフォトフレーム2枚にもサインを入れて頂きました。
抽選で各1名様にプレゼントいたします。(商品はこちらで選ばせて頂きます)
読者の皆様どなたでもご応募いただけます。
下記要領にてご応募ください。
<応募方法>
官製はがきに本誌の応募券を添付し、氏名、住所、電話番号をご記入の上、「清水選手のプレゼント希望」と明記して、後援会事務局へお送りください。
<締め切り日>
2018年10月1日(月)の消印まで有効
<送り先>
京都パープルサンガ後援会事務局
〒602-8588
京都市上京区烏丸上長者町 KBS京都内
たくさんの皆様からのご応募を、お待ちしております。