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2025年2月22日 (土)

広報誌 カミーザドーゼ・サンガ 2025 No.66

2025年2月22日(土)サンガスタジアム by KYOCERAにて行われました2025 J1リーグ第2節、京都サンガF.C.のホーム開幕戦 vs浦和レッズの試合当日、当後援会の広報誌「カミーザドーゼ・サンガ」を入場ゲートで配布いたしました。

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今回のスペシャルインタビューは、昨シーズンリーグ戦34試合に出場、J初ゴールも決めた佐藤響選手です。

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44 MF 佐藤 響

2000年3月21日生まれ(24歳)
栃木県出身 

【選手歴】

2018年–2021年    流通経済大学
2022年1月-5月   サガン鳥栖
2022年6月-       京都サンガF.C.

いよいよ2025シーズン、サンガ史上初めてのJ1の4シーズン目が始まります。曺監督は、「Brave and Breakthrough~勇敢に、突き進む。」をチームスローガンに、タイトルの獲得を目標に掲げます。そんな中、今回のインタビューは、2024シーズンのリーグ戦34試合に出場、念願のJ初ゴールも決めたMF 佐藤響選手にお願いしました。

お会いしていきなりで失礼ですが・・・思った以上に身長が低いですね。試合を見ている限りではここまで小さな印象はなかったのですが。大きな選手が多い中、この小さな体で活躍をされているのには、相当の努力があるのでしょうか?

長は168cmですね。確かに身長が小さいのは選手としては不利のように思われるかもしれませんが、大学時代から大きな選手に当たり負けしない体を作るため筋トレをしたり、体幹を鍛えたりしてきましたし、重心の位置を低くという事を意識したりで、大きな選手相手でも苦手な意識はないですし、体が大きい相手だと懐に入り込めたりするので、背が低いから苦労したという事はないし、逆に背の高い選手に負ける気はしませんね。

なるほど、それは心強いです。大学は流通経済大学でしたが、佐藤選手が大学でプレーしておられるときに曺 貴裁監督がコーチをされていましたよね。曺監督から一番影響を受けたことは何ですか?

監督は今でもそうですが、「練習」が大事と言われます。練習で出来ないことは試合では出来ない、と。曺監督がコーチに就任されるまでは淡々と与えられた練習をこなしていた気がしますが、曺監督が来られてからは「こうなるためにはこういう練習しなければいけない」とか「この練習はこのためにやっている」というように、練習に対する意味や目的を考えながらやるようになりました。プロになれたのも「プロになるためには何が必要か」と具体的に考えるようになったからで、それは曺監督のおかげです。

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佐藤選手がJリーガーになった年、流通経済大学からは佐藤選手を含めて12人のJリーガーが生まれていますが、それも曺監督の意識づけがチームに浸透した結果だったのかもしれませんね。
佐藤選手はサガン鳥栖に入団、その夏のウインドウで京都に期限付き移籍を果たされますが。

栖ではその年の開幕戦でデビューはしたものの、リーグ戦ではスタメンで試合に出られないという状態が続き、このままで良いのかなと考えてはいました。そんな時、大学時代に練習参加させてもらったサンガからオファーを頂き、やはりもう一度曺監督のもとで成長したいと考え、移籍を決意しました。京都にはオファーを頂いたのに入団をお断りした経緯があるのでかなり悩みましたが、そんなクラブから再びオファーを頂けたことは本当に有難かったです。

昨シーズンを少し振り返って頂きたいと思います。2023年は開幕からスタートダッシュに成功しましたが、昨シーズンは前半戦厳しい戦いでした。

シーズン、前半と後半でサッカーとしてはやることは大きく変わっていません。チームの方向性は間違っていなかったと思いますが、前半は選手一人ひとりでプレーしてしまって、気持ちに少しずつズレ出た感じで、なかなか結果に繋がりませんでした。チームとしては少し自信も失い、精神的にはキツイ時期でした。後半戦は強力なFWが加入したことも大きかったですが、選手それぞれが今やるべきことを見つめなおし、チームの方向性と上手く噛み合いだしたので、良い結果を積み上げることが出来ました。結果的には今シーズンに向けてワクワクするような良いシーズンだったのかなと思います。個人的には自分はSBを任されていますが、大学時代はウイングをやっていたこともあって、攻撃の意識が強く、前に行く守備は得意なのですが、後ろの対応が苦手でした。シーズン後半にはそのあたりの苦手意識を克服して自信もついたので、SBとしての成長が出来たと思います。

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2025シーズンがいよいよ始まりますが、チームの状態、そして佐藤選手の意気込みをお聞かせください。

ームは昨シーズンからの積み上げができている上に、強力な補強が出来ています。層が厚くなった分、昨シーズン以上にアグレッシブな試合を見せることが出来ると思います。個人としては、昨シーズン以上にもっとゴールに関わっていきたいと思っています。前に上がる、ゴール前に入る回数をもっと増やしてゴールへのアシストを増やしていければ、チームも勝っていけると思います。そういう数字の部分にもこだわりつつ、後ろの選手がしっかり守って失点しなければ、おのずと勝ちを積んでいけると思います。その攻撃と守備のどちらもこなすSBというポジションを任されている以上、そこは責任をもってやりたいと思います。

最後に佐藤選手から、ファン・サポーターへ熱いメッセージをお願いします。

試合、熱い応援を聞いて力をもらっています。ホント、つらいと思った時に応援の声が聞こえて、まだ走れると思った瞬間が昨シーズンも何度もありました。その力をもらって今シーズンも最後まで全力で走り切りたいと思います。サポーターの皆さんと喜びを分かち合える瞬間を今シーズンはもっともっと増やして、タイトルを目指して頑張りたいと思いますので、ファン、サポーターの皆さんにはその後押しと熱い応援をお願いします。

笑顔の中にも鋭い眼光でインタビューに応じてくださった佐藤選手。曺監督との関わりなど、貴重なお話も聞くことが出来ました。今シーズンのクラブスローガンは「共 有~Kyo & You」「人々と夢と感動を共有する」というクラブの理念を再確認し、高めていくという意味だそうですが、佐藤選手には「サンガに佐藤響あり」「響 有」の年になるような活躍を期待したいと思います。

2025シーズン、いざ開幕!

【お詫びと訂正】

2月22日(土)サンガスタジアム by KYOCERAにて配布いたしました「カミーザドーゼ・サンガ No.64」の中のアワードパーティーに関する記事の中で京都市長のお名前に間違いがありました。
正しくは松井京都市長でした。
ここに訂正をして、お詫び申し上げます。

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